空を枕の野垂れ死に

『神、そらに知ろしめす。　なべて世は事も無し。』って一節がまた頭を過った

火曜に社長が倒れているのを見つけて、それから怒涛の様に話が進んで、昨日は火葬と通夜で今日は昼から告別式がある
親族ではないから、これ以上立ち入る事は無い
冷たく横たわる社長を見つけてから、まるで実感が無かったけど、日が経つにつれて心の奥がギューッと苦しくなってる

実働は俺やったけど会社は社長のモノやったから、俺の私物を除いては当然全て社長の財産で、それ以外にも色々進めてた事業もある
社長の契約書類関係とか印鑑とか、仕事場に置いてあった持ち運べる資産は親族の方に渡して、今後は弁護士さんに全て一任されるっぽい
今後は親族の方と話しながら、仕事場の整理もしていく事になるやろうね
まぁ、事実上は仕事場の整理を俺はやる事になるんやろうが、俺の仕事は業務以外に社長のサポートってのもあったから、元々が俺の仕事でもある最後のサポートをキッチリと努めたいと思ってる次第

お袋が亡くなる前の闘病中で苦しんでる時に、全く知らない人達の笑い声とか楽しそうな姿を見て凄い孤立感を覚えた
その時に頭に浮かんだのが、『神、そらに知ろしめす。　なべて世は事も無し。』で、今回も頭を過った
本物の不幸を実感してる時、同時に孤独を感じるもんなんやなぁって気がついた